注意: Windows ブリッジは24時間365日稼働できる場合にのみ運用してください。オペレーターがそれを保証できない場合は、Snowflake でリソースを貢献することをお勧めします。

1. Windows Expert Bundle と Tor Browser のダウンロード

隠しファイルと、ファイルの拡張子を表示する必要があります。エクスプローラーのウィンドウの左上の「表示」タブをクリックしてください。表示/非表示のセクションの一番右にある、隠しファイルのチェックボックスと、ファイル名の拡張子のチェックボックスを入力してください。

2. ファイルのビルドと再配置

デスクトップの Tor フォルダを開きます。tor.exe をダブルクリックします。コマンドプロンプトに [notice] Bootstrapped 100% (done) :Done と表示されたら、ウィンドウを閉じます。これにより、フォルダー C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ (<user>はユーザー名) が作成されます。

デスクトップの Tor フォルダーから、すべての .dll と .exe を選択し、C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ フォルダーにカット&ペーストします。

デスクトップにある Data フォルダーを開いてください。Tor フォルダーの中にある geoip と geoip6 を選択して切り取り、C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ のフォルダーに貼り付けてください。

C:\Users\<user>\Desktop\Tor Browser\Browser\TorBrowser\Tor\PluggableTransports を開いてください。lyrebird.exe を選択して切り取り、C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ に貼り付けてください。

3. Tor 構成ファイルの作成と編集

C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ のフォルダーで空白の欄を右クリックして 新規 > テキストドキュメント を選択してください。ファイル名は torrc とし、拡張子は不要です。

torrc ファイルをダブルクリックします。「このファイルを開く方法を選んでください」と尋ねられたら、メモ帳 を選択します。そして、以下の内容を追加してください。

Log notice file C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\notice.log
GeoIPFile C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\geoip
GeoIPv6File C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\geoip6

BridgeRelay 1

# 「TODO1」を任意の Tor ポートに置き換えてください。
# このポートは外部から接続可能でなければなりません。
# ポート9001は一般的に Tor と関連しており、検閲当局がこのポートを探してインターネットをスキャンしている可能性があるため、避けてください。
ORPort TODO1

ServerTransportPlugin obfs4 exec C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\lyrebird.exe

# 「TODO2」を任意の obfs4 ポートに置き換えてください。
# このポートは外部から接続可能であり、ORPort に指定したポートとは異なる必要があります。
# ポート9001は一般的に Tor と関連しており、検閲当局がこのポートを探してインターネットをスキャンしている可能性があるため、避けてください。
ServerTransportListenAddr obfs4 0.0.0.0:TODO2

# Tor と obfs4 間のローカル通信ポート。 常に 「auto」 に設定してください。
# 「Ext」は 「外部」ではなく 「拡張」を意味します。特定のポート番号を設定したり、0.0.0.0 をリッスンしたりしないでください。
ExtORPort auto

# あなたのブリッジに何か問題が起こったときに連絡できるよう、"<address@email.com>" をあなたのメールアドレスに置き換えてください。
# これは任意ですが推奨されます。
ContactInfo <address@email.com>

# ブリッジにお好きな Nickname をつけてください。 これはオプションです。
Nickname PickANickname

ORPort、ServerTransportListenAddr、 ContactInfo、 <user>、および Nicknameの各オプションを忘れずに変更してください。

  • obfs4 のポート番号には1024よりも大きい数を指定してください (9001を除く) 。

  • Tor の OR ポートと obfs4 ポートの両方が接続可能でなければならないことにご注意ください。 ブリッジがファイアウォールまたは NAT の背後にある場合、両方のポートを開いてください。 obfs4 のポートにインターネットから接続可能かどうかは、こちらのツールでご確認いただけます。

4. Tor を開始

コマンドプロンプトのアプリケーションを開いてください。ディレクトリーを cd C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\ に変更して、tor.exe -f torrc と入力してください。

5. ログの確認

ブリッジが問題なく動作していることを確かめるには、C:\Users\<user>\AppData\Roaming\tor\notice.log に以下のような文があることをご確認ください。

[notice] Your Tor server's identity key fingerprint is '<NICKNAME> <FINGERPRINT>'
[notice] Your Tor bridge's hashed identity key fingerprint is '<NICKNAME> <HASHED FINGERPRINT>'
[notice] Registered server transport 'obfs4' at '[::]:46396'
[notice] Tor has successfully opened a circuit. Looks like client functionality is working.
[notice] Bootstrapped 100%: Done
[notice] Now checking whether ORPort <redacted>:3818 is reachable... (this may take up to 20 minutes -- look for log messages indicating success)
[notice] Self-testing indicates your ORPort is reachable from the outside. Excellent. Publishing server descriptor.

6. 備考

ブリッジの設定に際して問題がある場合は、ヘルプセクションをご覧ください。 ブリッジが正常に動作したら、インストール後の確認事項をご覧ください。